【面白い算数の問題】「天秤と偶数奇数のボール」 登場しないEだって分かっちゃう

面白い数学の問題

今回は天秤を使った問題です。

天秤の図からボールの重さを答えるシンプルな問題。

ぜひ挑戦してみてください!

さっそく今回の問題にいってみましょう!それでは!

レッツゴー

問題

1,2,3,4,5gのボールが1個ずつあります。

ボールにはA~Eのラベルが貼られており、ラベルが〇のボールの重さは偶数で、□のボールの重さは奇数です。

今、天秤にボールを乗せると下の図のようになりました。

ここで問題です。

A~Eのボールの重さはそれぞれ何gでしょうか?

 

さて、思考の時間です。

偶奇のみが分かっているボールと天秤。

ここからどのような情報を読み取っていきましょうか。

これだけの問題からも読み取れる情報はあります。

それを逃さず正解まで辿り着いてください!

 

ここから先に答えがあります。

 

 

 

 

 

答え

A:4g
B:3g
C:1g
D:5g
E:2g

 

よく分かる解説

問題の図から読み取れる情報として大事なものは、左の図の天秤に奇数の重さのボールが全て乗っているということです。

これはかなり大事になります。

それではこの問題を解いていきましょう。

 

解説1

Aは4g

 

まずはAの重さから考えてみます。

Aの重さは偶数なので2gか4gです。

この時、Aが2gだと問題の図になりません。

では実際にAが2gの場合を考えてみます。

解説1-1

Aが2gの場合

 

 

この時、Bが1gか3gの場合は左の図が成り立たなくなります。

Bが1gの場合
CとDは3gか5gになります。
すると、天秤の右のほうが重くなってしまうのでだめです。
Bが3gの場合
CとDは1gか5gになります。
これも同じく、天秤の右のほうが重くなってしまうのでだめです。

よって、Bは5gになるしかありません。

この場合、CとDは1gか3gとなり天秤の左のほうが重いのでOKです。

次に右の図から、BはDより軽いことが分かっています。

ということは、Bは奇数の中で最も重い5gではないことが分かります。

しかし、Bが5gでないと左の図が成り立たないのでここで矛盾が生じます。

よって、Bは5gではなく、その原因であるAが2gが間違いということになります。

以上より、Aは4gということが分かります。

 

解説2

全ての重さを求める

 

 

右の図から、Bは1gか3gとなります。

一番大きい奇数の可能性はないということですね。

ここからは、左の図が成り立つようにB、C、Dを考えていけばOKです。

Bが1gの場合 → CとDは3gか5gとなり天秤の右の方が重くなるのでだめです。

Bが3gの場合 → CとDは1gと5gとなりこれで図が成り立ちます。

そして、DはBより重いので5gとなり、Cが1gとなります。

残ったEが2gとなり全ての重さが求まります。

 

まとめ

今回の問題は天秤を使った論理クイズでした。

天秤に乗っていないボールの重さまで分かるのが面白いところですね!

ちなみに今回の問題はDが3gの場合から考えるともっと早く解くことができます。

そちらも解説しておきますので、気になる方はぜひ見ていってください!

おまけ

Dが3gの場合

 

 

この場合、BはDより軽い奇数gなので、B=1gが確定します。

よって残ったCが5gとなります。

B:1g
C:5g
D:3g

この時、左の図の天秤は、

A+1>8

となりますが、Aは大きくても4gなのでこれが成り立つことはありません。

よって、D=3gではないことが分かります。

D=3gではないのでDは1gか5gですが、DはBよりは重いので1gということはあり得ません。

以上より、D=5gが確定します。

左の図の天秤の関係から、

A+B>C+5

となります。

ここで、C=3g、B=1gの場合、

A+1>8

となりますが、Aは最大で4gなのでこれが成り立つことはありません。

よって、C=1g、B=3gということが分かります。

B:3g
C:1g
D:5g

この時、左の図から、

A+3>6

となり、A=2gでは成り立たないのでA=4gとなり、残ったEが2gとなります。

 

と、追加解説もしたところで今回は以上になります。それでは!

ザ・エンドってね

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