今回は数学の問題になります。
クイズとかではなくごりごりの数学の問題になります。
ですが、問題も答えも気楽に見ていってください。
あーと思っていただければ大丈夫です。
中学3年の参考書から引っぱってきたので、中学生の方は参考にしてみてください。
さっそく問題にいってみましょう。それでは!
レッツゴー
問題
上図のように、放物線y=mx²(m>0、x≧0)の放物線上に、4点
- A(1,a)
- B(2,b)
- C(c,d)
- D(0,4)
があります。
△ABDの面積は△OADの面積の2倍、△BCDの面積は△OADの面積の5倍です。
ここで問題です。
(1) mの値を求めてください。
(2) 点Cのx座標cを求めてください。
久々に数学っぽい問題ですね。
数学っぽいというかもろ数学ですか。
ヒントはありますので参考にしてみてください。
自力で考えたい人は、ここでいったん止めて考えてみてください。
ヒント1
平行な直線の傾きは同じ
一次関数y=ax+bのaの値を傾きと呼ぶのですが、平行な直線ではこの傾きが同じになります。
上図で2本の直線が平行なら傾きaの値は等しくなる。
また、傾きはaは、
a=yの増加量/xの増加量
という式で求めることができる。
ヒント2
平行線で底辺が同じなら面積は同じ
何を言っているのかといいますと、下図で△ABCの面積と△DBCの面積は同じだということです。
これは底辺の長さが同じなら、平行線上の点がどこに動こうが高さが等しいためです。
またこれを使うと、
底辺が同じで頂点が同じ直線上にあり面積が同じなら、二つの直線は平行である
ということが言えます。
今回はこちらを使います。
難しいと思ったらこの図をとりあえずは覚えておきましょう。
ラストヒント
必要な補助線
この問題には補助線が必要ですが、特別にそれをお教えします!
それは下図のような線になります。
上図のようにAD//BE、BD//CFとなるような線を引きましょう。
これと先ほどの平行線での面積の考え方を組み合わせると…
と、ヒントはここまでです!
ここから先に答えがあります。
答え
(1) m=2
(2) c=(1+√29)/2
さっそく解説パートにいってみましょう。
よく分かる解説
(1)の答え
点AとBはy=mx²の放物線上にあるので、点AとBのx座標1と2を代入して、
A(1,m)、B(2,4m)
となります。
また、△OADの面積は、底辺をOD(4)とすると、高さが点Aのx座標の値になります。
△OAD=4×1÷2=2
となります。
よって、問題文から、△ABDの面積は△OADの2倍なので、
△ABD=4
となります。
ここで、y軸上に△ADE=4となるように点Eをとります。
すると、△ADEの面積は、
△ADE=DE×1(点Aのx座標)÷2=4
より、DE=8となるので、点Eのy座標は12となります。
また、
△ADE=△ADBより、AD//BEとなります。(ヒント2より)
ここでヒント1より、線分ADとBEの傾きは等しいということになります。
また、傾きは、
yの増加量/xの増加量
で計算できます。
ADでは、xの増加量とyの増加量は
点A(1,m)→点D(0,4)までにxがどれだけ増えて、yがどれだけ増えたかを考えればよいので、
線分ADの傾きをa1とすると、
a1=(4-m)/(0-1)=m-4
同じように、線分BEの傾きをa2とすると、
a2=(4m-12)/(2-0)=2m-6
AD//BEより、a1=a2なので、
m-4=2m-6
m=2
となり、m=2が求まります。
(2)の答え
(1)より、点B、Cの座標が
B(2,8)
C(c、2c²)
となります。
また、
問題文より、△BCDの面積は、△OADの5倍なので、
△BCD=10
です。
ここでも(1)と同様に△BDF=10となるような点Fを考えると、
△BDF=DF×2(点Bのx座標)÷2=10
より、DF=10より、点Fは、
F(0,14)
となります。
ここでも、△BDF=△BDFなので、BD//CFより、傾きが同じになります。
(8-4)/(2-0)=(2c²-14)/(c-0)
2c=2c²-14
c²-c-7=0
ここで解の公式より、
c={1±√1²-4×1×(-7)}/2
c=(1±√29)/2
ここで、c>0より、
c=(1+√29)/2
となります。
まとめ
お疲れさまでした。
よう分らんってところは質問してください!
疲れたので今回はここまで。それでは
ザ・エンドってね
関連記事
【面白い数学の問題】くじの順番で確率は変わる?実際どうなのか確かめてみよう【くじ引きの公平性】
コメント