【論理クイズ】「囚われた3人と紙に書かれた数字」 3人は無事解放されるのか?

論理クイズ

論理クイズのお時間ですよ。

今回は囚われた3人のお話。

今回はどんな問題でしょう。それではさっそく

レッツゴー

 

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問題

とあるところにA、B、Cの3人が囚われてしまいました。

3人はそれぞれ別の部屋に閉じ込められます。

そして、謎の男から以下ようなことが告げられました。

  1. 各部屋に1~9のどれかの数字が書かれている紙がある
  2. 同じ数字は1つもない
  3. 各部屋の数字の合計を誰か1人当てることが出来たら解放してやる
  4. 1人1回だけ質問をしても良い、その質問に正直に「YES」か「NO」で答えよう

質問と返答の内容は以下のようでした。

また、質問と返答は他の人たちも聞き取れます。

A「数字の合計は偶数ですか?」
謎の男「NO」
B「数字の合計は素数ですか?」
謎の男「NO」

Cの部屋には5と書かれている紙がありました。

ここで問題です。

AとBの質問とその答えを聞いていたCは、どのような質問をすれば良いでしょうか?

※素数とは、1とその数字以外で割り切れない数字です。
2,3,5,7,11などが素数です。
4などは1と4以外に2でも割り切れるので素数ではありません。

どうでしょうか?

今回はヒントありです。

自力で考えたい人は、ここでいったん止めて考えてみてください。

 

 

 

 

 

ヒント

数字の合計の最大と最少

 

各部屋の数字は必ず1以上であり「数字が同じ部屋は無い」ので、

各部屋の数字の合計は少なくとも1+2+3=6となります。

では数字の合計の最大はどうなるでしょう?

同じように考えると、9+8+7=24となります。

数字の合計は最小で6、最大で24になります。

 

ここから先に答えがあります。

 

 

 

 

 

 

答え

C「数字の合計は15ですか?」

と質問すれば3人は助かります。

それでは、解説パートにいってみましょう。

よく分かる解説

解説①

ヒントから、数字の合計は6~24のいずれかになります。

偶数)
6,8,10,12,14,16,18,20,22,24

素数)
7,11,13,17,19,23

AとBの質問から偶数と素数は答えにならないので数字の合計は9、15、21のどれかになります。

さあ3択までは絞れました。

ここから答えを1つに絞らなければいけません。

Cのプレッシャーがなかなかいかついですが。笑

そんな中Cは、

「数字の合計は15ですか?」

と質問しました。

YESなら良いですがNOの場合9か21かの2択になりそうです。

ですがこれで3人は答えにたどり着きました。

返答が「YES」の場合と「NO」の場合で見ていきましょう。

解説②

「YES」の場合

これは簡単ですね。

答えは15です。

解説③

「NO」の場合

問題はこれです。

では正解が9だった場合と21だった場合で考えてみましょう。

解説③-1

正解が9だった場合

CはCの部屋にある数字が5であるのは分かっています。

なので正解が9である場合AとBの部屋の数字の合計は4になります。

そして、

「同じ数字は1つもない」

ことから、

AとBの部屋の数字が2と2ということはありえません。

なので、数字は1の部屋と3の部屋があることになります。

ここで、数字が1である部屋の人の気持ちになってみましょう。

Aが数字が1の部屋にいるとします。

自分の部屋が1ということは、数字の合計は最大で18になります。

なぜなら、BとCの部屋は最大で9+8=17になり、自分の1を足しても18が限界だからです。

つまり、21になりようがありません。

なのでAは、

「数字の合計が9である」

と答えることができます。

Cが答える必要はないのでAが正解しても何も問題はありません。

解説③-2

正解が21だった場合

Cの部屋にある数字が5であるのは分かっています。

なので、AとBの部屋の数字の合計は16になります。

また、

「同じ数字は1つもない」

AとBの部屋の数字が8と8ということはありえません。

なので、数字は7の部屋と9の部屋があるはずです。

ここで、数字が9である部屋の人の気持ちになってみましょう。

Aが数字が9の部屋にいるとします。

自分の部屋が9ということは、数字の合計は最小で12になります。

なぜなら、

BとCの部屋は最小で1+2=3になり自分の部屋の9を足して12になるからです。

つまり、

9になりようがないのです。

なのでAは、

「数字の合計が21である」

と答えることができます。

ここでもCが答える必要はないのでAが正解しても何も問題はありません。

まとめ

いやー面白かった。

これは書き出して、あとは少しのひらめきで解けるようになっています。

うまい問題ですよね。

また、こういう問題で数学なんかの文章題が得意になるものですよ。

今回のも、A、B、Cの部屋の数字をそれぞれx、y、zとすると、

z=5・・・①

x≠y≠z・・・②

6≦x+y+z≦24・・・③

x+y+z≠偶数・・・④

x+y+z≠素数・・・⑤

と、問題文にはこれだけの情報があります。

これを数字や文字を使って解いていくのが文章題の基本です。

この問題もこのように文字を使って解いても面白いと思います。

ぜひチャレンジしてみてください!

今回は以上です。それでは

ザ・エンドってね

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コメント

  1. AとBはCの部屋が5であることを知っていなければ解答を導き出せないのでは?

  2. この問題、質問は回数制限があるけど、解答に回数制限が設けられてないから質問内容に関わらず好きなように数字を言えばいつか当たることになる。
    というか答えを見るまで「誰か1人当てることができたら」とあるのでA、B、Cが一回ずつは答えて良いものだと思ってた。

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