【論理クイズ】「AとBの共闘」 2枚のカードの真相は?

論理クイズ

今回は2枚のカードの真相を巡った論理クイズです!

難しい知識は当然必要なしです!

発想でこの問題を解き明かしてください!それでは~

レッツゴー!

問題

AとBに2枚のカードが配られました。

AとBには次の2つの情報が与えられています。

①:2枚のカードにはそれぞれ1以上の整数が書かれている
②:2枚のカードに書かれている数字の差は100である

以下はAさん、Bさん、Sさんの会話です。

S「Bさんの数字は分かりますか?」
A「分かりません。」
S「BさんはAさんの数字が分かりますか?」
B「分からないです。」
A「それならBさんの数字が分かりました。僕の数字が1でも大きければ分からないままでした。」

ここで問題です。

AさんとBさんのカードに書かれていた数字はそれぞれ何だったでしょうか?

 

一見解けなさそうなこの問題。

ですが考え方さえわかればするすると解けていきます。

その気持ちよさをぜひ味わってください!

 

ここから先に答えがあります。

 

 

 

 

 

答え

A:300
B:400

 

よく分かる解説

A、B、Sさんの会話を順に追っていきましょう。

S「Bさんの数字は分かりますか?」
A「分かりません。」
S「BさんはAさんの数字が分かりますか?」
B「分からないです。」
A「それならBさんの数字が分かりました。僕の数字が1でも大きければ分からないままでした。」

まずはAさんがBさんの数字が分からなかったことについてです。

 

解説1

AさんはBさんの数字が分からなかった

 

Aさんは最初からBさんの数字が分かる場合があります。

それはいったいどんな時でしょうか?

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

それは、Aさんの数字が100以下の場合です。

この場合、2枚のカードの数字の条件、「差は100」、「数字は1以上の整数」からBさんの数字はAさんより大きいことが確定し、差が100なので数字まで確定できます。

例えばAさんの数字が「50」の場合、「差は100」なのでBさんの数字は「-50」か「150」です。
この時、「-50」は条件に合わないのであり得ません。
よって、Bさんの数字は「150」と特定できます。

しかし、Aさんはこれができなかった。

つまり、Aさんの数字は100より大きいので101以上ということが分かります。

分かったこと
Aさんの数字は101以上

解説2

BさんはAさんの数字が分からなかった

 

解説1でAさんの数字が101以上と分かりました。

それを受けて、BさんはそれでもAさんの数字が分からなかったと言いました。

ではBさんの数字は何になるのかを考えてみましょう。

ここで、BさんはAさんの数字が101以上であることは知っています。

これを踏まえると、Bさんの数字は201以上であることが分かります。

ここでも例を挙げてみます。

Bさんの数字が150だった場合

「差は100」なので、Aさんの数字は「50」か「250」です。

しかし今、「Aさんの数字は101以上」

BさんはAさん数字が250と分かります。

ですが、Bさんは「分からない」と言っている。

つまり、Bさんの数字はAさんの数字を特定できない201以上であることが分かります。

 

分かったこと
Bさんの数字は201以上

解説3

AさんはBさんの数字が分かったが…

 

解説2でBさんの数字が201以上と分かりました。

このタイミングでAさんはBさんの数字が分かりました。

ただし、Aさんの数字が1でも大きければ分からなかったという条件付きです。

ここでAさんになりきって考えてみましょう。

Aさんに配られた数字が何ならBさんの数字を特定できるのか。

それは、101~300のいずれかです。

Aさんに「101」が配られていた場合

「差は100」なのでBさんの数字は「1」「201」です。

しかし、Bさんの数字は201以上なので「1」はあり得ません。

よって、Bさんの数字は「201」と特定できます。

 

ただし、Aさんのセリフ「僕の数字が1でも大きければ分からないままでした。」があります。

もしAさんの数字が「101」なら、1だけ大きい「102」の場合でもBさんの数字は特定できます。

例として考えてみましょう。

Aさんが102の場合、Bさんは「2」か「202」となる。
Bさんは201以上なので、Bさんの数字は202と特定できる。

つまり、Aさんの数字は「101」ではありません。

では何がAさんの数字なのか?

それは、AさんがBさんの数字を特定できる一番大きい数字、「300」です。

この場合、Bさんの数字は「200」か「400」となり、Bさんの数字が「400」と特定できます。

しかし「301」の場合、Bさんの数字は「201」か「401」となりどちらもあり得ることになり特定できません。

これが、「僕の数字が1でも大きければ分からないままでした。」と言った理由です。

よって、Aさんのカードに書かれている数字は「300」、Bさんのカードに書かれている数字は「400」となります。

 

まとめ

解説を聞くと、「なんだそんなことか」となる問題ですが、なかなかに難しい問題だったと思います。

今回のような問題では、AとBになりきって考えると解けたりします。

どうすれば相手の数字が分かるのか。分からないということはそれ以外の数字ということか。

といった感じですね。

と、今回は以上になります。それでは!

ザ・エンドってね

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