今回は亀に追いつけないという結論を論理的思考でぶち破ってください。
問題自体は難しいことを言っていますが、答えは意外とシンプルです。
さっそく問題にいってみましょう!それでは
レッツゴー
問題
俊足のアキレスという男と亀が100M走をすることになりました。
アキレスは自分の足の速さに自信があったので、亀にハンデを与えると言いました。
ハンデとして亀は50M先からスタートすることになりました。
それでも余裕だと言うアキレス。
しかし、ある男がこんなことを言いました。
男「アキレスが亀のスタート地点である50Mの地点に到達するころには、亀も少しではあるが前に進んでいる。次に亀が進んだ地点までアキレスが到達するころには、さらに少し亀は前に進んでいる。これを繰り返したところで、アキレスは亀に追いつけないのではないか。」
これを聞いていた人達は、そんなことはないと思いつつも、反論できませんでした。
ここで問題です。
この理論は正しいでしょうか?
また、その答えの理由を簡潔に言ってください。
さあ、この男に論理をぶつけてあげてください!
論理的に解くとからり簡潔な答えが出ると思います。
ヒントはなしです。
ここから先に答えがあります。
答え
正しくない
この話は、アキレスが亀に追いつくまでの話しかしていないから。
よく分かる解説
普通に考えれば追いつくのにこの理論では追いつかない。
では何が間違いかというと、この話はアキレスが亀に追いつくまでのことを延々と言っているだけだからなんです。
図にするとこんな感じになります。
男の話はこの間のことをずーーーーーーと細かくして言っているだけなんです。
だから、この理論ではアキレスが亀に追いつくことはありません。
おまけ:亀は動かなくても追いつけない?
またこの理論を使うと、亀は動かなくても追いつけないことになります。
これもアキレスが亀に近づく時間をずーーーーと細かく言えば追いつけないためです。
仮にアキレスが亀に5秒で追いつくとすると、それまでにアキレスは4秒走らなければいけない。
4.5秒も、4.9秒も、4.99秒も、4.999秒も、4.999…秒も、と追いつくまでに走る時間を無限に細かくできるので、亀に追いつけないような言い回しが可能なのです。
まとめ
これは、アキレスと亀という有名なパラドックスでした。
最初この問題を見たとき、なんでやろなぁ?って思いました。
解けてすっきりです。
数学的に話すと長くなりそうですが、論理的な答えはシンプルで簡潔です。
論理クイズはそこが面白いんですよね。
と今回は以上になります。それでは
ザ・エンドってね
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